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アメリカ駐在妻が銃乱射事件について思うこと

こんにちは。

アメリカ生活292日目、さおりです。

昨日、2018年5月18日の朝、
テキサス州サンタ・フェの高校で、
銃乱射事件がありました。

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実は、昨日はヒューストンのNASAに
行くつもりだったのですが…。

疲れていて早起きすることができず
別日にすると決めたところ、
ヒューストン近郊のサンタ・フェの高校で
銃乱射事件があったことを知りました。

このことから、毎日ダラスで平和に生きている私も、
いつ銃事件に遭遇するかわからないと、
改めて、アメリカで銃保持について考えたことを、
こちらに書かせてもらいたいと思います。

またも銃乱射事件

最近では、3か月前の2018年2月14日に、
フロリダ州高校銃乱射事件があったのは、
記憶に新しいところ。

17人という多くの死者が出たこと、
事件の1か月後、
高校生による大規模なデモが行われたことでも、
すごく話題になりました。

また、2017年10月1日にも、
ラスベガスで銃乱射事件があり、
リゾート地で起きた無差別大量殺人だったことから、
日本でも知っている方が多いのではないでしょうか。

そして、またも銃乱射…。

今回は、私の住むテキサス州で、
10人の死亡者を出す、銃乱射事件が起きました。

8月にアメリカに来て、
わずか10か月足らずの間に、
こんなに大きな銃乱射事件が3回も起きたことに、
驚きを隠せません。

さおり
アメリカは銃社会だと聞くけれど、これほどまでとは…。

 

なぜ銃乱射事件がこんなに頻繁に起きるのか…
なぜ規制できないのか。

今まで、日本でぬくぬくと生きてきた者としては、
とても疑問で憤りさえ感じるのですが…。

以前、ラスベガスで参加した
グランドキャニオンツアーのガイドさんの言葉を
ふと思い出していました。

自己防衛のための銃

ガイド
日本っていうのは特殊な国なので、海外にきて日本の感覚でいたら危ないですから、十分に気を付けてくださいね。

 

そう言ったツアーガイドさんは、
もう何十年もラスベガスで働いていて、
奥さんや子どもと一緒に暮らしているそうですが、
自分も銃を持っていると言っていました。

ガイド
ラスベガスでマリファナは合法。アメリカでは、誰でも銃を買うことが出来ます。

※州によっては購入にライセンスが必要なところもあり。

もしも何かあった時の為に
自分の身を自分で守るために、
最低限、銃を持つことが必要だとおっしゃっていました。

アメリカは移民の国。

バックグラウンドが違う、
いろんな価値観を持った人々が暮らす国では、
小さな島国・日本とは、全く状況が違う。

いつ、何が起こるかわからない、
想定外の事態に備えなければ、
自分の命すら危うい。

自己防衛の為の武器・安心材料として、
お守りとして持っていたいと思うのは、
決して間違いではないと思います。

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持たないことの難しさ

しかし、銃規制をするべき!という声が、
毎回、銃乱射事件が起こるたびに出るのも、
当たり前のこと。

だって、簡単に銃を持つことが出来るからこそ、
悲惨な事件が頻繁に起こっていて、
それに意義を唱える若者がたくさんいるから、
3月に大規模なデモも起こりました。

そんな銃乱射事件に対するトランプさんの発言
「教師が銃を携帯して生徒を守るようにしたらいい」には…。

そうなってしまうよね…というのが、
正直な感想。

全米ライフル協会から政治家たちへ、
献金が多いということもあると思いますが…。

何より、アメリカ国内じゃなく、
世界全体に視野を広げ、国単位で考えてみると、
ほとんどの国が侵略されないように武器を持っています。

先月、英語学校で日本がどんな国かという発表をした時、
日本においての戦争・憲法についても説明したところ。

ネイティブアメリカンの先生から、
「今も日本は軍隊や武器を持っていないのですか…?」
という質問を受けました。

それくらい、武器・軍隊を持たずに、
自分たちの国家を守れるなんて不思議なことで、
実際にアメリカの軍隊が日本にいるから(自衛隊もいるし)
私たちは平和に暮らせているという部分が大きいと思います。

自分の身を自分で守るために、
どうしても武器が必要で、
持たないという方向にシフトするには、
何か他の安心材料がなければ…。

だからこそ、法律や設備が必要で。

銃規制などの法律や、
何かあった時に公的に守ってもらえる
迅速に対応してもらえる手段、
高いセキュリティシステムがあれば…。

自分が武器を持つのと同じ位、
素早く守ってもらえるなら、武器はいらない。

だからと言って、
学校で生徒を導く立場である先生に、
それを担わせるのは違う。

確かに、先生が銃を持つことで、
標的を学校にしなくなるのかもしれないけど…。

でも、教師という立場の人に、
それを強いるのは何か違うと思うし、
銃を出すことによってヒートアップして、
事態が大きくなることだってあると思う。

オーストラリアで、
1996年に起きた銃乱射事件によって、
本格的な銃規制に成功したのは良い例で、
アメリカでは、もっと複雑で難しいことかもしれませんが…。

そろそろアメリカの銃社会が
変わってほしいと願う、
アメリカ10ヶ月目の朝です。

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まとめ

  • 2018年5月18日にテキサス州サンタ・フェの高校で、10人の死者を出す、銃乱射事件が起きた。
  • 日本で銃乱射事件などほぼ起きないが、アメリカでは大きな事件が短い間に何回も起きている現実がある。