アメリカドラマで “ナガサキ” が動詞として使われた意味を考えてみた


こんにちは!

アメリカ生活176日目、さおりです。

アメリカドラマ This Is Usで、
nagasaki(長崎)という言葉を
動詞として使うというシーンがありました。

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数ある世界中の戦争の中で、
長崎は、最後に核兵器が使用された場所。

この地名を動詞として、
ドラマのセリフに使うなんて…。

正直最初、見た時は「えー!」と思いましたが、
使った理由を自分なりに考えた結果について書きます。

動詞としてのナガサキ

This Is Us シーズン1第2話で、
下品なシットコム番組の主役を降りたいという、
ケビンに対し、番組の責任者が放った、
聞き流すことのできないセリフ。

“ナガサキ”という言葉を動詞として2回、
どちらも人生をつぶすという意味で使われました。

“I’ll be forced to Nagasaki your life and career.”
「お前の生活やキャリアをナガサキすることになるぞ。」(ケビンに対して)

“I Nagasaki’d him.”
「私は彼をナガサキした。」
(以前、ある俳優のキャリアをつぶしたことがあるという意味)

これは、私にとってすごく衝撃的でした。

 

さおり
日本語を英語として使う?しかも動詞?
長崎は名詞!地名!

さおり
…ってそういう問題じゃないけど!

 

世界中の誰もが戦争について学び、
長崎と広島に原爆を落とされた過去を知る。

核兵器はあってはならないし、
それを作りだしてしまったことは、
一生軽んじてはいけない人間の愚かさ。

それをハートフルなファミリードラマで使う?
しかも、日本で放送されてる?

さおり
なんてクレイジーな現象なの?

 

圧倒的な強さの象徴

私が、数年前一人旅で、広島を訪れた時、
平和記念公園・原爆ドームに、
たくさんのアメリカ人がいることにとても驚きました。

 

さおり
私がアメリカ人の立場だったら、辛くてわざわざ見に来るなんてできない。あそこにいるアメリカ人は、なんて偉いんだと思いました!

 

宿泊したゲストハウスで、
涙出そうになりながら話す私に、
オーナーが「それは違うよ。」と
言ったことを思い出しました。

 

ゲストハウスオーナー
ほとんどのアメリカ人は、原爆を投下したことは戦争を終わらせるために正しかったんだという、教育を受けてきているの。

 

ゲストハウスオーナー
戦争を終わらせるためには必要だったとアメリカ人は思っているから、誇らしい結果を見にここに来るんだよ。

 

それを考えると、つまり番組の責任者がケビンに、
おまえを長崎のようにすることが出来る、
ということは強さの象徴であり、
彼はそうすることが正しいと思っている。

そして、あえて “ヒロシマ” でなく、
“ナガサキ” ということで、
完全につぶすというニュアンスを含んでいるのかなと。

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この世界で一番の悪

でもそもそも、
日本からしてみれば核兵器を、
罪のない市民の暮らす街に落とすのは、
最低な行為。

長崎に原爆を落とされたことは、
日本の歴史上とても辛い過去。

そう。
核爆弾を落とすことは、
人類で最も最低な行為です。

つまり、アメリカドラマThis Is Usで、
“nagasaki” という動詞を使うことで表現したかったのは、
この番組責任者の役柄がどんなに最低で嫌な奴なのかということでも、あるのかもしれません。

これを書いた脚本家も、
長崎に原爆を落としたことが、
本当の意味で正義だったと思っていたら、
このような使い方にはなっていないはず。

教育に微妙な違いはあっても、
核が悪だという認識は共通であるはずと、
思うことが出来て少しほっとしました。

それでもナイーブなテーマであることは間違いないので、
アメリカには国民的テレビドラマで、
こんな風に使ってほしくないというのが正直な私の感想です。

※日本在住の方であれば、
日本の動画サービスU-NEXT で、
ThisIsUs が観られるみたいです。

現在31日間無料トライアル中で、
600円分もらえて2話分はタダで観れるようなので、
英語音声で観なおしてみると、
このセリフがどんな風に使われていたか確認できると思います!
(2018年1月現在。
詳細は、サイトにて確認お願いします。)

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まとめ

  • アメリカドラマ “This Is Us” では、シーズン1の第2話で、
    nagasaki(長崎)を動詞として使うセリフがある。
  • 潰す、壊すという意味で使われた意味は、
    核の圧倒的な強さと悪を使ってその役柄を表現したと推測する。
  • 脚本家もまさか日本で放送することになるとは、
    思っていなかったのではないでしょうか。