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アメリカ生活の為に日本から持参した食材

日本と米国は真逆?!家族の在り方について考えてみた

こんにちは!

帰国して47日目、さおりです。

ダラスで1年暮らしてみて、
特に感じたのが「家族」の大事さ。

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「1人で来ていたら、
どう過ごしていたんだろう…」
1年間のアメリカ生活で、
夫がたびたび口にしたセリフ。

そう…どこに行っても家族だらけ!
1人で外食やイベントなどに参加する人…ほとんどいないんです。

そこで、帰国してから感じた、
日本のおひとりさまウェルカム感や、
アメリカの家族の在り方など…
価値観や文化について考えたことを、
こちらに書いてみたいと思います。

個人行動する日本人

東京は1人焼肉が出来る位、
おひとりさまに優しい街。

1人で入れるファストフードがたくさんあり、
1人カラオケなんてものまであります。

でも、日本ってやたら世間を気にしたり、
空気を読んで発言するのを求められたり…
協調性が重んじられている国ですよね。

20代になると、「そろそろ結婚?」
30代になれば、「まだ子どもできないの?」
そんな世間からの圧力で、
家族を持つことを強いられ…。

結婚はしても、
なぜか奥さん抜きで…が好きな日本。
(最近はそんなことない若者も増えているかもしれませんが)

新橋の居酒屋なんていけば、
それはもう、サラリーマンだらけ。

奥さんと子どもが
家で帰りを待っているのでは?って人ばかり。

家族を持っていても個人で行動したがる、
そんな日本が当たり前だと思って、
31年間生きてきたから…

どこにでも家族単位で行動するアメリカは、
ちょっとしたカルチャーショックがありました。

夫婦や家族で行動する米国人

外食も旅行もパーティーも、
お出かけもお呼ばれも全部、
家族やパートナーとが基本のアメリカ。

1年間、どこに外食に行っても、
極端にサラリーマンばかりという、
日本のような店はなくて、
大抵、家族や恋人たちが主。

1人ごはんもあまり見かけたことがありません。

ちなみにスーパーに行っても、
日本みたいに1人向けの総菜はあまりなく、
見かけるのは大量のチキンや、
大容量ファミリーパックのラザニアなど。

単身で来てたら、何食べてたんだろう…。

この光景を見る度、
ほぼ料理が出来ない夫は、
ぼそっとそう呟いてました。

アパートで毎週開かれていたイベントも、
ほぼ夫婦か、仲の良い家族同士で来て、
奥さん旦那さんみんなで仲良く話している光景ばかり。

家族単位で交流するというか…
1人で来ている人はほとんどいません。

アメリカドラマの SATC なんかは、
未婚女性4人を主人公にしていて、
女同士の友情がテーマになっていますが、
実際、パーティーや公式な場所に行く時は、
大体パートナーを連れていますよね。

夫の同僚の方のお家に招待された時も、
奥さんも一緒に…という自然の流れで、
私の英語学校の先生から、
家に遊びに来たらと誘ってくれた時も
夫も一緒に招待してもらいました。

私は結婚してから、アメリカに行くまで、
夫婦でどこかに招待されるという経験がなかったので…

今回、アメリカに行って初めて、
本当の意味で夫と「家族」という
1つの集団になれたような気さえしていました。

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日本と米国の家族の在り方

でもじゃあ、仕事の後、
飲みに繰り出す日本のサラリーマンは、
本当に個人行動なのか?
そう考えてみると…。

実際は、奥さんと相談して、
月々いくらがあなたの小遣い、
または、週何回なら遅く帰ってきてもいいなど
相談の上、行動している人が主だと思います。

個人行動の裏に、
所属組織(家族)との深い心の繋がりがあるのが日本。

しかし米国は、
その反対なのではないか?とも、
1年間暮らしてみて、感じました。

いつも家族と行動するけれど、
意外と深い部分をシェアしていないのが、
アメリカの夫婦なのではないか?ということ。

私の通っていた英語学校のおじいちゃん先生は、
何回か英語学校のイベントにも
奥さんを連れてきていて…。

さおり
今週末は何してたの?

と聞くと…

先生
妻と○○にランチに行って…

 

なんて話をよく聞きましたが、
妻と教会に行ったとは、言わないんですよね。

彼はクリスチャンだったので、
毎週日曜の午前は、
教会に行っているようでしたが、
奥さんとは違う教会に通っていたようです。

それは、結婚前から違う教会に通っているとか、
そもそも細かい宗派が違うとか、
何か理由があるのだと思いますが…

宗教という、1番大事な、
価値観の部分にあたるものを、
共有はしないんだなあと、
なんだか私は不思議な気持ちでした。

また…

先生
奥さんが片づけがへたくそなんだけど、ついに彼女は掃除のプロを頼んで、昨日から自宅で指導を受けているんだよ。

という話を聞いた時…

さおり
それって結構高いんじゃない?いくらぐらいかかるの?

 

先生
金額は知らないけど、きっと高いんじゃないかなあ?

 

これに対して私は、
「金額とか相談しないんだ!」
「すごく高いかもしれないのに!」
「お財布を共有してないってことなのかな~?」
と、とても不思議に思ったのでした。

このことから感じたのは、
米国では、基本的に家族や恋人との時間を大切にし、
公の場にも、家族単位で出席するけれど…

パーソナルな部分、
私的な部分は共有しないのが、
米国流なのかなと思いました。

反対に、表立っては夫婦で行動せずとも、
パーソナルな部分を共有して、
実は、深い部分での繋がり・信頼を
大事にするのが、日本なのかも?!

せっかくならどっちもの良いところを
ミックスした家庭を作れたらいいなあ…
なんて思った、元駐在妻なのでした。

まとめ

  • 日本では、妻や家族とどこにでも行く訳ではないが、ナイーブな部分も共有する家族は多い。
  • アメリカは家族単位で行動するが、パーソナルな部分には踏み込まないことが多い。