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こんにちは!
アメリカ生活26日目、さおりです。
米国へ入国し、生活するために、
必要な書類って、たくさんありますよね。
その中でも、I-94という書類をご存知でしょうか。
ちなみに私は、日本出発前日、
書類の最終チェックをするまで、
その言葉さえも知りませんでした。
I-94は、出入国記録のことで、
アメリカへの入国日、持っているビザ名、
いつまで滞在可能かが書かれた、
パスポートやビザに匹敵する重要な書類です。
運転免許やSSNを取る時、
こちらで働く人は、職場への提出、
住居の契約などにも必要になります。
そんな大事な書類が間違われた?!
これから米国で働こうとしている
夫のI-94が学生ビザ (F-1) で入国と
間違えられてしまった時のことについて書きます。
※記事が長くなってしまったので、
今回は、修正を依頼するための、
アポイントメントの取り方が分かったところまで。
この記事の続き、
CBPオフィスで直接交渉から修正完了までは、
「I-94の誤りを修正する方法(2)」で紹介しています。
I-94の内容を確認する
ダラスに着いた、アメリカ生活1日目の夜、
翌日、出勤する準備をしていた夫。
職場へ提出するために、
パソコンで I-94 の内容を確認していました。
現在、この書類はデジタル化されていて、
入国後に、CBPの公式ホームページから
プリントアウトする必要があります。
※CBP=Customs and Border Protection
その方法は、以下の通り↓
U.S.Customs and Border Protection公式サイトで、
「Get your I-94 Admission Number 」をクリックし、
GET MOST RECENT I-94 →CONSENT&CONTINUEを押すと、
Enter Your Traveller Infoという画面へ。
全て入力し、NEXTを押すと、
自身のI-94の画面が見られます。
私の夫は、
Class of Admission(ビザの種類)が、
J1(研修・研究ビザ)のはずが、
F1(学生ビザ)と書かれていました。
私は、時差ボケで、
ほとんど寝ているような頭には、
これがどういうことなのか
すぐには理解来ませんでした。
CBPを探す(1)
ビザの種類が間違っているということは、
正しい書類を持っていないのと同じこと。
ましてや、学生ビザになっていたら、
会社に提出できない!
慌てた私たちは、
どこでどのように修正してもらうのか、
CBPの公式ホームページを見ましたが、
はっきりとわかりません。
CBPのオフィスで変更するのは、
理解できたのですが、
場所がいくつも書いてあって、
どこに行けばいいのか判断できませんでした。
翌日、朝8時半に、
CBPのホームページにある、
それっぽいTEL番号へ電話をしてみると…。
とりあえず空港に来てみて!
と言われてしまい、
前日到着したDFW空港のターミナルDへと向かうしかありませんでした。
(私たちのつたない英語で、会話を諦められたのかもしれませんが)
CBPを探す(2)
空港へ着いたのはいいものの、
どこにそのオフィスがあるのかわかりません。
ターミナルDにあるのかも、確証はありません。
途方に暮れて、近くのスタッフさんへ聞くと、
どうやら案内してくれるよう。
私たちが車で着いた階から一つ下へ、エスカレーターで下りました。
下に降りた後、後方に長く続く廊下があり。
そこを進んでいくと…
「International Arrivals」
私たちが昨日出てきたところ。
その左側には、CBP receptionというドアが見えます。
どうやら、ここがCBPのオフィスのよう。
中に入るとその部屋は、
右と左にガラス張りの窓口があり
(刑務所の面会窓口のような感じ)
右側はシャッターが降りています。
中には、2家族が先に来ていて、
そのうち1人が、左側の窓口の中の女性と話をしていました。
しばらくして、話が終わると、
中の怖そうな女性から何か用か?と言われ…。
事情を話すと早口の英語で何か言いながら、
ガラス窓に貼ってある張り紙を指し、
Appointment!と怒鳴られました。
Corrections and retrievals for i-94 are done
by deferred inspection(window behind you)
by appointment only×××-×××-×××× ←電話番号
どうやら、I-94修正窓口は後ろの窓口、
つまり、入って右側のシャッターが降りている方の様です。
私たちは、その場でこの番号に電話を掛けました。
すると英語の自動音声が流れ、
「アポイントメントを取りたい人は、
自分の名前と電話番号を、
メッセージに残してください
後で折り返し電話をします。」という内容。
名前と電話番号をメッセージに入れ、
電話を切るとすぐ窓口の女性から、
「電話したなら部屋を出なさい!」と
英語で怒鳴られ、すごすごと外に出るしかありませんでした。
電話を待つ
CBPオフィスを追い出された私たちは、
アポイントメントの電話を待つしかなく…。
いつ電話がかかってくるかわからないので、
空港の椅子でただ待機するしかありませんでした。
夫は折り返しの電話がないことが不安で、
あと2,3回位は先ほどの電話番号にかけ、
名前と自分の電話番号をメッセージに残していたと思います。
私は、この方法で正しいか不安で、
ネットでいろんな人のブログを読みましたが、
ダラスでこんなことが起こった人の記事は、
見つかりませんでした。
ダラス以外の場所で間違われたというものは、
いくつか読みましたが、
CBPオフィスに行ったら、
すぐに直してもらえたという記載ばかりで、
アポイントメントを取るなど、どこにも書いてありません。
アメリカの日本大使館にも電話をしましたが、
それはここでは対応できない、
CBPオフィスに電話してくださいと言われ、
もう半ばあきらめの気持ちで12時を迎えました。
空港に着いたのが9時。
もう3時間も空港のロビーに座っています。
でも、何もせずに帰れない。
15時くらいまで待って何もなければ、諦めて帰るしかないね。
日本人との遭遇
気を紛らわす為、
夫と携帯で将棋をしながら、
アポイントメントの電話をひたすらロビーで待ちました。
その間、何回か部屋を見に行きましたが、
窓口のシャッターは下りたままでした。
13時半ごろ、
あきらめごしに部屋をのぞくと、
なんと、右側の窓口が開いています!
中には、税関のような恰好をした、
怖めのお兄さんがいて、
日本人の男性と話していました。
部屋の中には、
男性の家族と思われる
日本人女性と子供二人、
他にインド人系の家族もいました。
私たちはこの英語ペラペラの
日本人男性に相談してみることを決め、
彼の話が終わるのを待って、
一緒に部屋を出てドアの外で話しかけました。
自分たちの状況を伝えると、
その男性は関西弁で、
とても気さくに相談にのってくれました。
彼らは適当ですからねえ。
まだ僕は、午前中メッセージを残したばかりなんです。
一応そういうことにはなっていますけど、彼らは平気で48時間超えてかけてくるし、下手するとかかってこないですからね。
なんという、神様。
いや、日本人さま。
これほど早く、日本語で話ができることを喜ぶことになるとは。
この男性、アメリカ常連で、
以前にも間違われたことがあり、
今回もとのことで、ずいぶん詳しかったです。
他にも、下記のようなことを教えていただきました。
・窓口は、8時半からと書いてあるが、適当な時間に空き、
そして適当な時間に閉まる。
(アポイントメントが入っていない時間は開けないのかもしれません)
・電話をして48時間以内に、
何回もメッセージを残すと心象悪くして後回しにされることもある。
(この理論でいうと、夫は何度もかけていたので、
確実に今日中にはかかってきませんね)
・アポイントメントを取れる日は、主に火曜から木曜。
月曜や金曜はほとんどない。
・ダラスでは、間違ってしまったI-94の修正は、
ここで直してもらうしか方法はない。
なぜ、この男性がここまで詳しかったのかは不明ですが、
意外と、頻繁に入国している人は、
間違われることがよくあることなのかもしれませんね。
私の夫も、もともと4年前にF1で入国しているので、
その記録だけが修正されず、残ってしまったようでした。
ちなみに私たちが話している間、
中にいたインド人系家族も出てきて、
男性にお礼を言って帰って行ったので、
どうやら、この男性は、あちらの家族にも手ほどきをしてあげたようです。
素晴らしいですね。
まとめ
DFW 空港で入国し、I-94に誤りがあった場合
① アポイントメントを取るための番号に電話をし、名前と電話番号をメッセージに残す。(もし同じように間違われてお困りでしたら、私達がかけた番号ならお伝えできますのでお問合せ下さい。)
② 48時間位、折り返しの電話を待つ。(48時間過ぎても連絡がない場合は、CBPオフィスに行けばアポイントメントは取れるかもしれません)
以上の手順で、I-94修正のためのアポイント取得は完了します。
この記事の続き、
CBPオフィスで直接交渉から修正完了までは、
「I-94の誤りを修正する方法(2)」で書いています。