当ブログ1番人気!
アメリカ生活の為に日本から持参した食材

ネイティブに聞いた強調表現~英会話で頻繁に使う3つの方法~

こんにちは!

アメリカ生活359日目、さおりです。

英会話で意外と重要なのが、強調表現。

スポンサーリンク

以前、英語を話す上で、
「声のトーンが一番大事!」と言われた件について、
ネイティブに聞いた “Just looking” ~礼儀正しい英語とは~」に書きましたが…

話してる時の声のトーンや大きさも含め、
強調表現を使うことは、
日本語のそれよりももっと重要で、
種類もたくさんあるのではないかと思うのです。

そこでこの記事では、
アメリカで暮らしていて、
頻繁にきく3つの強調表現について、
具体的に紹介したいと思います。

1.Doを付ける

動詞の前に、Do/Does/Didを付ける。

例えば…
“I do like this!” は、
“I really like this!” と同じようなニュアンスで、
「本当にこれが好きなの!」といった感じ。

今までの学校教育では、
Do/Does/Did などは、
疑問文でしか見たことがなかったので、
肯定文で動詞の前に付けて使われているのが、
最初、とても不思議でした。

アメリカに来たばかりの時、
実際にドラマで聞いたセリフ
“You do want this to work, don’t you?” という文章を、
先生に見せながら聞いたことも。

さおり
なんで Want の前にDoを付けたの?
先生
それは、強調だね。その後に来る動詞・want を強調しているんだ。
さおり
なるほどー!

 

2.副詞を使う

英語を話す為に、
意外と重要なのが副詞。

最低限のことを伝えるには、
名詞・動詞・形容詞だけでも通じるので、
私はアメリカに来るまでは、
Really 位しか使ったことがなかったですが…

皆さん本当にいろんな副詞を使って、
自分の気持ちや状況を表現するなあと感心させられます。

中でも会話の中でよく聞く、
以下の6個の副詞は、
それぞれ微妙なニュアンスの違いを持ち、
足すことでガラッと雰囲気の変える強調表現だと思います。

Really = 本当に
例:I had a really bad day.
 :本当に悪い日だった

Actually = 実は 実際は
例:you were actually hiding him?
 :あなたは本当に(実際に)彼を隠してたの?

Exactly = まさに 正確に 
例:That is exactly what I’m saying.
 :それはまさに私が言ってることだよ。

Absolutely = 完全に 絶対に
例:He was absolutely infatuated with her.
 :彼は完全に彼女に夢中だった。

Definitely = 明確に 確実に
例:This was definitely a bad idea.
 :これは間違いなく悪い考えでした。

Totally = まったく すっかり
例:We have to totally avoid each other.
 :私たちはお互いを完全に避けなければいけない。

この微妙に違う6個の副詞を巧みに使えば、
文の意味が強調され、
表現に奥行きが出るのではないでしょうか。

スポンサーリンク

3.エアクオーツ

最後にジェスチャーの Air Quotes

両手をチョキの形にして(カニさんポーズ)
人差し指と中指を2回クイクイと折り曲げる動作のこと。

英語学校で先生のそれを見た時は、
「写真でも撮りたいのかな?」と思い、
とても不思議でしたが…。

さおり
なにそれ!
先生
これは強調よ。指でクオーテーションマークを作ってるの。

 

つまり手の動きで “ ” ←これを表していて、
日本語でいう引用符(Double Quotation Mark)を
エアーで付けることを、
エアークオーツというのです。

この使い方を色々な先生に聞きましたが、
「アメリカ人はこれを多用するし、
結構ランダムに使うからなあ…」と、
説明に困っている先生もいました。

ただ、私がみた何人かの先生の使い方や、
ネイティブに聞いたことをまとめると、
主に以下の3つの使い方があるようです。

1.ただの強調

日常会話ではあまりないかもしれませんが、
英語学校の先生は、
本当にただの強調として使うことがあります。

何かを説明するとき、
例えば This is “very” good.
(これはすごーくいいんだ!)という時、
VERY にエアクオーツを付けてさらに強調なんてことが。

※これはおそらく、生徒によっては、
知っている言葉が限られている為、
下手にムズカシイ副詞で強調せず、
ジェスチャーで示してくれているんだと思います。

2.引用

引用符というだけあって、
誰かが言っていたことを引用する時にも、
会話の中でエアークオーツが使われます。

例えば、トレーダージョーズのエコバッグは
日本で人気なんだという話を先生にしたことがあり、
それを、先生が私の前で他の生徒に話しているのを見た時…。

先生
Trader Joe’s is “popular” in Japan.(トレーダージョーズは日本で人気なんだって)

 

この “popular” でエアークオーツの動作をすることで、
人気という意見は他の誰か(この場合日本人の私)が
言っていたことだと暗に示して、
引用したことを強調しているわけです。

3.皮肉

若い女性の先生にこの使い方を聞いた時、
説明されたのがこの使い方。

例えば…

パーティーかなんかに行って、
すごく可愛いんだけど、
いわば、ぶりっ子みたいな、
あんまり好感持てないような人を見かけたとして…。

先生
そんな彼女のこと何も知らないんだけど、仲間内で She is so “smart”. とか言ったりするね。

 

つまり、この “smart” という単語に、
全くそう思っていないような顔をしつつ、
エアークオーツを付けることで、
賢いという本来の意味ではなく…。

 She is so “smart”.
「彼女ってとってもスマートね!」という皮肉。

(なんかSATCとかのアメリカドラマでありそうですよね。笑)

時には、エアークオーツを使って
本来の単語の意味ではないことを、
強調するなんてこともあるようです!

スポンサーリンク

まとめ

  1. ただ意味を強める「Do+動詞」
  2. 微妙なニュアンスを加えて文意を強める「副詞」
  3. 引用や皮肉にも使える「Air Quotes」